板の地球

「地球は真っ平らな板みたいなもので、端っこに行ったら落っこちちゃう」って、本気で人々が思っていたのは、そんなに昔じゃない。

「太陽系のようなものは他には意外と無くて、我々のような生物がいる可能性はとても低いかも」と、科学者は現在言っている。こんな事まで分かってきているのか、と思う。

でも、どうだろう。
人類が観測できうる範囲以上の、私達が知らない宇宙の果てには一体何があるのだろう、と思いを馳せる時、平らな板の地球上で、落ちまいとしている自分が居るような気がする。

恐らく我々が死ぬまで、何も分からないのだろう…。
どんな不思議な事があったって、それは当たり前だな、と思う。