2008-01-01から1年間の記事一覧

2008〜2009・秒読み

あと数時間で今年も終わる。明日がお正月なんてピンと来ない。ただ時計が12:00を指すだけなのに、一秒前と瞬間空気が変わるのは不思議。今年も色々な事があった。いい事も、良くない事もあった。突発性難聴は自分でもビックリしたけれど。まあ、いいことのほ…

中山千夏さん

中山千夏さんとは、こちらが勝手にだが何だかご縁がある。以前大友良英と出した中村八大集のCDで「宇宙に飛び込め」を歌ったのだが、オリジナルは千夏さん。高橋悠治さんの「ぼくは12歳」も、オリジナルは千夏さんが歌っているのだもの。今日、ひょんなこ…

潮先ファミリー

風邪を引いた。ついに。あ〜ぁ。これから数日ライブが無いな、と思うとこれだもの。いやになっちゃう。一昨日の吉祥寺でのライブは本当に楽しかった。渋谷毅さんと小畑和彦さん、ふたりがちゃんと一緒に演奏するのはこの日が始めて。全く違うフィールド、音…

夢で逢いましょう

大友良英さんからうれしいメールが来た。おととしの8月25日に森下文化センターで大友さんたちとやったレコ発コンサート「夢で逢いましょう」の映像がドキュメント映画に使われ、その映画がロッテルダム映画祭に正式出品することが決まった、という胸躍る内容…

湘南学園・課外授業

予想は裏切られた。いい意味で。我等が母校、湘南学園の小学校5、6年生たちはちゃんと子供らしいコドモだった。犯罪の低齢化、白けた世代、といったイメージ、いや実際に身近に接する子達はもっと斜に構えている子が多いのだが、そんな観念は払拭された。…

旅から帰り…

ぐるりぐるりと南九州を回り、一度自宅にヒョイと戻り、またぐるりぐるりと関西を回って帰って来たら、なんとカレンダーが2008年最後の一枚になっているではないか。旅の日々は非日常だ。旅先で目覚めた時って、一瞬何処に居るのか理解するまで時間が掛かる…

旅は出逢い

一週間の九州だった。車移動だし朝早いし、なかなか体はきつい。けど、待っててくれる人がいる。喜んでくれる人が居る。やっぱり楽しい。パリヤーソWithフレンズで行き始めてもう5年経つ。谷川賢作さんは来年で九州上陸10周年だそうだ。きっと来年のツアーは…

高知はいいなぁ

小学生の時、鎌倉の家の隣に住んでいたのはジョン万次郎の曾孫さん一家だった。恰幅のいいお父さんは子供たちを集め、夏の縁側でよく土佐の話をしてくれたっけ。庭の奥のほうの竹やぶの中にに小さなお堂があって、夜になると肝試しをしたりもした。柿やザク…

満月

今日は満月。よく晴れていたから、綺麗なお月様が見えています。 初めて民間人が月周回旅行出来るようになるとか。 たった片道約3日間で行けるというから驚き! 月から見る地球は、地球から見る月と同じように満ち欠けを繰り返しているんですって。 38万km離…

一期一会

沖至さんのJAPANツアー、無事終了。楽しかった沖さん、高橋悠治さん、白石かずこさんたちとの三日間。その場で生まれる音楽、誰もが始めて聴く、常に初演であるインプロビゼイションという音楽。共演者によってこうも違う音楽になるのかと、今さらながら驚く…

【鎮月祭の交わり】いよいよ始まります!

フランスはほんとに水よりワインが安い。合法かどうかは別として(殆ど違う気がするけど)それぞれの家での手作りワインは葡萄の新鮮な香りがそのまま生きていてとても美味しい。その店その店によって、そう、まるで韓国のキムチのような感じで違う家庭のワ…

お詫びとお礼

みなさま今回は病気の事でご心配掛けました。あらためてお詫びとお礼を申し上げます。仕事もレッスンも、お休みしてしまいました。ごめんなさい。お陰さまでほぼよくなって来ました。ほんとにもう一息です。病気はなってビックリ。治ってビックリ。耳の事な…

お二人合わせて150歳!

大ベテラン(って言われるの嫌がるんだけど)のギタリスト、中牟礼貞則さん、潮先郁男さん。 お二人は同じ年。おん年75歳であらせられます〜〜! お二人合わせて、なんと150歳!!わぁ〜〜〜い!! すごいなぁ、私がうまれるずっと前からJAZZ一筋で生きて来…

突発性難聴

自分は病気と無縁、と思ってる、いや思ってたふしがある。けっこう能天気に。時々ドーンと体に不調をきたす事なんか、喉元過ぎるとすっかり忘れちゃってね。今回はちょっとビックリした。何たって『突発性難聴』だぜぃ!…って、なんで得意げに言う(笑)?な…

10/17〜19、ありがとうございました

17日の恒例グレコ・1Fホールでのバースデーライブ。おかげさまで満員御礼でした♪今年のメンバーは小室等さん、林正樹さん、という大好きなお二人でした。三人での演奏は初めて…ロニセラとココペリがひとつになるって、こんなに楽しくて全く新たなステキな世…

いい湯だな(ケージ風呂)

「楽器搬入」からして、もうすでに楽しい。まず、ステージの中央に鎮座ましますのは「風呂桶」、そして圧力鍋、ミキサー、カンパリ酒、ラジオ、アヒルのおもちゃ、花瓶に入った真っ赤な薔薇の花、それに金ボウル、お店屋さんみたいな量のビー玉、自転車のベ…

国際インプロ祭を終えて

まるで細胞膜の無い粘菌が集結したアメーバのように、相手との壁が無い音楽。スイスのハインツ・ガイザーとは加藤崇之、ピアノのゲリーノ・マッツォーラらと一昨年ダウンロードCDを制作したので気心は知れているのだが、初めて共演した他のスイスから来日…

くらげ

夏の夜の波間にゆらゆら光る、不思議な青い発光体。子供の頃城ヶ島の桟橋で家族で見た、今思えばあれはきっとクラゲ。あの魔法のような光がGFP(緑色蛍光タンパク質)というものから成るものだったなんて。まるで手品の種あかしだ。発見者の下村脩氏をはじめ、…

何よりのつまみは

気が付けば最近はすっかり焼酎党。あくる日が楽だからって、そんな理由でその日のお酒を選ぶのも思えばちょっと情けない。たまには日本酒がいい。半袖で出掛けるとちょっと後悔するこんな季節。ぬるいお燗をチビチビ頂くのがいい。気のおけない相手と取りと…

訃報

訃報が続いた。 直接の知り合いではないんだけど、大切な人が大切に思っていた人たち。 誰が嫌いとか、言ってる場合じゃないな、って思う。 たったあと百年足らずで、今縁のある人たちはみんな死んじゃうんだ。 今関わりのある人は、誰一人、その時にはもう…

「凶暴なるケージ」

今月の13日に久々にジョン・ケージの作品を演奏する。以前、四谷の「P-3」でやったのは1993年だから、15年前振りという事になる。今回は50〜70年代の作品に焦点をあてており、異なるバックグラウンドを持つ演奏者が異なった技法でケージにアプローチする、と…

OFFな日は

OFFになったらあれもしよう、これもしたいと常々思っている事が、 いざOFFになると何も出来ない。 ひとつひとつの動作がただゆっくりになって、ただ時間が過ぎて行く。 全く運動していないから、水泳に行こう。 たまった譜面の整理をしよう。 曲も書こう。 …

合宿ワークショップを終えて

飛行する機体の高度、速度、エンジン出力などがバランスよく整った時、飛行機は パイロットが操縦する事を止めても飛行が可能なトリムの取れた状態が起こるように、 ワークショップを進めて行く中、受講生の演奏中混沌とした音の中から幾度かそういった 無駄…

あすはいよいよ合宿

ワークショップの用意に明け暮れる。配布するプリントも三日がかりで作った。こういう用意の楽しさと、合宿の現場での楽しさと、そして終わった後の晴ればれとしたみんなの顔を見る楽しさ。ひとりひとりがそれぞれの宇宙を持っている。それぞれ違った輝く魂…

9月ラストスパート!

連日のライブが終わった開放感とちょっとした寂しさと(かなりの)酔いで、きのうの夜中はタマシイが何処かへ旅していたみたい(笑)。あー、やだやだ、酔っ払いは(笑)。なんだか今月も終わりのような気がしたけれど、気のせいだった。 あとライブが三本、…

開放感

連日のライブと諸々が、ちょっと一段落。 身体中から、何かが抜け落ちてゆく。 …でもなんで開放感って、こんな寂しさを伴うんだ? 外は雷が鳴っている。どうやらまた台風が近づいているらしい。 きょうもいちにち降り続いた雨。 さすがの晴れ女の私もかたな…

フシギなひとたち

フシギだなぁ、っていつも思うんだ。 この人たちって、いったいなにものなんだろう。 なぜこんな空気を作れるのだろう。 なぜこんな、よけいなものが何も無くって、 大切なものだけがこんなに満ちているんだろう。 理屈で解明できないんだ。こうこう、こうだ…

月餅

私の生徒に、ご主人が上海の人という子が居る。彼女は上海の御両親からとても可愛がられていて、私はその先生と言う事で一昨年上海の旧正月に招かれ、親戚一同が集う大家族の新年会でテーブルに乗り切らない程のご馳走を頂いた。上海では中秋の満月に上司や…

奇跡のような夜

きのうの事は、きっとずっと忘れないと思う。もの凄い雷と大雨の中のライブ。川みたいになった道をギターを持って歩いて来てくれた潮先さんと中牟礼さん。そして来て下さったお客さん。リハ終えてお蕎麦屋に行き、レディジェーンに戻ると何と渋谷さん。聴い…

「しぶやさんといっしょ」

今日一番感じた事、それは「みんな、ほんとにいいひと!」ってこと。よくもこんだけ、いじわるや作為のある人が全く居ない空間があるものだ、となんだかもう、それだけでビックリしちゃった。今はいつの時代なの?ここはどこなの?ああ、こういうのって、子…