星に願いを

When you wish apon a star…、星に願いを。
この曲のバースのメロディは、とても美しい。
私は、今のアメリカという国は好きではないのだけれど、こういう質の良い品格のあるメロディに触れると、ああ、文化が違うんだ、と思う。
日本がブンチャ、ブンチャ、と2拍子で軍歌なんか歌っていた頃、こんな音楽が流れていたんだ。日本が戦争に負けるのも仕方ない、とすら思ってしまう。

小学生の頃、古き良き時代のアメリカを憧れた。
大きな冷蔵庫。網戸の付いたダイニングキッチンのドア(今じゃ当たり前かな?)。ウエストをキュッとしぼった水色かなにかのワンピースを来たお母さんが、ケーキを焼いたりする。
クリスマスにはお父さんが大きなツリーのある部屋で、みんなに七面鳥を切り分ける…。
そしてそこには、シナトラの歌が流れているのだ。

音楽は文化だ。
センスのいい、上質な音楽を、今の子供達に聴かせたい、と思う。