武生クラシックス

新幹線を米原で乗り換えて北陸本線に乗る。
初めての路線、そして初めての土地、「武生」に着く。家から約4時間の距離だ。

駅を降り立った時から、空気が違うな、と思った。
雨上がりな事もあって澄んでいるのもあるが、それだけではない、えも言われぬ雰囲気があるのだ。
まず、駅まで迎に来てくれた主催者の横田さんの熱い心がいっぱいの対応。
改札を出たとたん、初めての場所へようこそ!とまずカメラのシャッターを切る。
前もって送ってくれた町のパンフレットを見て行って見たいと思っていたロウソク店とウニ専門店に車で連れて行ってもらう。
赤いロウソクを一本買う。
お爺さんが一人でやっている小さな店のウニは注文してから詰めてもらう。美味しそう。

武生は雨が似合う。
私は晴れ女だが、こういう町は雨のほうがいい。瓦が雨に濡れてとても美しい。

ホールは吹き抜けになっていて、音がとてもいい。
お客様もこういうライブに慣れていらっしゃる感じ。文化的な空気。
エリントン・ナンバーと日本語を歌う。歌いやすいなぁ。音響、とてもいいなぁ。

渋谷さんもご機嫌だ。いいライブになった。
初めての武生はまた行きたい町になった。