至福感覚共有不可帰宅不要酒

リハの時から、ポロポロ涙を流して聴いていてくれた美好さん…。
本番中、一曲一曲、終るたびに、皆声にならない幸せで目を見合い、心が一つになったっけ…。

グレコのオーナー、美好さんの『ゼッタイ、合うから!』という信念を持ったブッキングで、初めて林正樹(P)とのデュオをする。
リハの時、今日始めて見る譜面なのに、林君はパッとその曲の世界を掴んでくれ、思いもよらないアプローチをグイグイ仕掛けてくる。
えっ!と思った。ちょっとー、いいじゃない!
違ったタイプの曲ではハラリとほどけて落ちるような、情緒のあるソロ。
すっかり私は驚かされてしまった。確かなテクニック、すごい耳。そして野太さと、裏側にあるはずの繊細さを兼ね備えている。
ライブが始まってから終わるまで、まるでなんだか、神様が遊びに来てるみたいにフワフワ。
何も力を入れる必要の無い、リラックス状態…。
全てが見えている、という感じ。一つひとつの音が、ちゃんと届いてくる。スゴイ!
こういう時って、物凄く楽なのよね。楽しいのよね。
演奏中、お互いにムフフ、って感じで、何度も目が合う。そういう時、いい顔してるんだ、これがまた!
終ってからも、皆その空気から出たくない、って、誰も帰らない。他の話をする気にもなれない、という状態だった。

来てくれた人(やけに少なかったけど)、今日の素晴らしい時間を共有出来て、ホントに良かった。有り難う!
そしてこんな出会いを作ってくれて、美好さん、本当に有り難う!

帰り、A子と会う。お茶して盛り上がる。