金田真一さん、ありがとう…。

パーカッショニスト、金田真一さんが、今朝、明け方天国へ旅立って行った。
頑張ったね。本当にすごく頑張った…。
負けなかった。真正面から癌と向かい合った。最後の最後まで前向きに生き抜いたね…。

実はとても不思議なことがあった。
勿論何も知らずに、たまたま私は水を飲みに起き、冷蔵庫のペットボトルに残っていた冷水を飲み干した。
(あとでそれはほぼ亡くなった時間、と解った)
軽くふたをしてキッチンに置くと、カタ、カタ、カタ、カタ…、とふたが鳴るのだ。
一回や二回ではない。そう、2分間も鳴っていただろうか…。
私は息を殺して見ていた。まるでパーカッションのように、リズムを刻んでいる。
だれ?と思わず口にしていた。最初、母か、とも思った。
今朝メールを開けて、金田さんの事を知った。そうか。金田さんだったのかな。
会いに来てくれたんだ。じゃあ、ぼく、行きますね、と言いいに来てくれたの?

でも何だか、ちっともいやな、コワイ感じはしなかった。お茶目で楽しい感じ。
痛みももう無いし、心配しないで下さいね、って言っている気がした。
私の音楽をとても愛してくれた金田さん。きっといつか一緒に演奏しましょうね。
何百年後でもいい。きっと必ずね。

昼間はCDのテイク選び。渋谷さんと二人で全曲通して聴き、納得の行くテイクを選んだ。
これであとはTD、ジャケ、…に移れる。
金田さんも聴いてくれてたかも。きっとそうだとおもう。
金田さん、会えてヨカッタ。有難う。有難う。…また、きっとね。