丘酔い

たった3日間なのに…、人の体ってほんとに不思議。
ひどい船酔いは注射で治ったが、家に帰ってもう10時間くらい経つというのに、未だに部屋が船内と同じにグラーン、グラーン、って揺れている(ように感じる)のだ。
そうか、これが丘酔い、っていうものか。
三半規管よ、しっかりしろ!ここは陸地じゃぞ!
狭いながらも落ち着く我が家よ!(片付いてないけど)

お風呂で気持ち悪くなったから、お風呂入るの恐い気が…。
ああ〜、体が右にどんどん傾いていく〜〜!!

250人の乗客に対して、160人のスタッフ(我々ミュージシャンを含め)という待遇。
ほぼ二人に一人付いてるっていう計算。贅沢だなぁ…。
ビシッと制服に身を包んだスタッフの、何とテキパキと動きの美しい事よ!
早く起きて、揺れる船内でハイヒール履いて、綺麗な敬語で乗客の接待。エライなぁ。
バンドなんて(自分もね)リハ、打ち合わせ、本番、以外はボーっとコーヒー飲んで、寝てるんだもん。
私はオマケに青い顔してうろうろほっつき歩いて注射して貰ってるし(暗)。

でも酔いが治ってからは、取り戻すかのように利き酒大会。
飲みましたねー。これはダメ、これはOK、なんて、勝手にランク別に分けながら。
高くてもダメなものはダメ。銘柄にも惑わされちゃダメ。
隠れた銘酒を知る喜び、堪能したな。

12人編成のスイング・オーケストラで歌う、セピア色の世界…大人。
ああ〜〜、下向くとダメだー。寝よ。