ローレン・ニュートン

ドイツのボイス・ミュージシャンのローレン・ニュートンに、昨日ジャズプロムナードで会った時、今日ピットインに出演だから、一緒にやろう、と言われたので、ガールズのリハのあと急いでピットインへ行った。

もう10年も続いているという、彼女のボイス・ユニット、「TIMBRE]。
完璧に耳のいい4人が織り成す、インプロヴィゼイションから成るメロディーは美しく、息の合った醍醐味を見せてくれる。

セカンドセットで、巻上公一も参加。3曲目から私も入って、まず私が最初の音を出す。ふわっと、ローレンが入ってくる。徐々にオスカー・モルトが、音で寄り添って来る。ベアトル・ムッターがリズムを繰り返し出し始める。
エリザベス・トウフマンは、微妙な音使いでハモる。
気持ちが瞬間、ピタっとひとつになる。心地よい。
いくつかのデュオになったり、またひとつになったり、色々な景色を皆で体験し、自然に終わる。

ああ、楽だ!何の気持ちのとどこうりもなく、こうして音楽が生まれ、終わる。
いいなぁ!ちゃんとした人と、ちゃんとした事をやるのって!
いつもこうならいいのになぁ。
日本でもこういうプロジェクトを作りたいな。
でも少数派だからムズカしいかも…。

アンコールまで来てしまう。
終わって握手した全員の手は暖かく、充実した時を分かち合えた喜びを感じた。