母親がちょっと体調が良くないので、このところちょくちょく実家に行く。
普段心配ばかりさせて、色々してもらってばかりなので、多少は親孝行の真似事でもしようかと殊勝な事を思う。

電話で最初聞いたときは、我ながらしょうがないな、と思うほどアワテた。
親って、いつも元気で、いつも私の心配をしてくれて当然、と思っていた。
自分が生きている限り近くにいてくれて当然、という思いが、子供っぽいけど、頭のどこかに漠然とあった。
病気を知って、もしかしたら生まれて初めてくらいのショックを受けた。
何も手につかない。
パソコンで調べたり、体にいい事を研究したりして日々が過ぎていく。
当の母親は、平気よ〜、なんて平然としてるのに、情けないくらい落ち込んだ。

私が何でもやって上げなくちゃ!と意気込んで実家に行くのだが…、

行けば食事の用意がしてある。
ヒマを見付けてやろう、と持って行った、月末に出すダイレクトメールの封筒詰めは手伝ってくれちゃう。
起きた時には、もう洗濯は済んでいる。
気が付くとお茶が入っている…。

はぁ〜。トホホ…。
役に立つどころか、用事を増やしてるじゃない…。
情けないなぁ。
全然気が利かないじゃない!
これは子供として、非常に良くない〜!
親孝行するんじゃなかったの〜?

自分の家でこれを書きながら、実は親の煮た筍を今食べているのです。
やはり親には頭上がらないなぁ。
みなさん…!
親が元気で居てくれるほどアリガタイ事はこの世にないです…!
親は大切にしましょう!