熊本コンサート

阿蘇は今まで行った何処とも一味違う、なんとも味わい深い土地だ。
幣立神社、白川吉見神社阿蘇神社…。
点在する神々は、どこも東京近郊の神社にはない独特なパワーに満ち溢れている。

今回の「子供の本の研究会」主催のコンサートは、おんなこども(谷川俊太郎さんの言葉を借りたんです)が動かしている会。
主催者関係のスタッフのひとたち、観客、の80%以上が女性と中学生以下の子供だったんじゃないだろうか。
現代は本当におんなこどもが元気な時代だなーと思う。特に熊本は。
きめの細かい流れは、コンサート、打ち上げ、そのあとのおもてなし…、と全てあったかく体温のある接し方をして下さり、中でもスタッフ一同で用意してくださった心づくしのお料理にはジーンと来るものがあった。

400席のホールは申し込みがもの凄く、ステージの前のほうに新聞紙を敷いて座ってもらったので、結局約400人が聴いてくれた事になる。(それでも当日券発行を急遽中止にしたという事なので、入れなかった人が結構いらっしゃったみたいです。)
今回のメンバーはピアノの谷川賢作さん、作家の覚和歌子さん、そして私というトリオ。
私の青春時代に作曲した曲からスタート。そして覚さんの詩の朗読、ピアノ、詩、ボイスのコラボレーションと多彩なメニュー。
子供たちが食い入るように聞いている…。子供は大きさが違うだけで、感じる心は大人と同じ、いやそれ以上だ。ちょっと難しいかな?と思われるようなものも、すごいおとなしくちゃんと聞く。ライブハウスに来るおとなの方が余程お行儀悪い。
CD即売(サイン会)では、小さい子が自分のお小遣いでCD買ってくれたりして感動した。(つづく)