「バースデーライブ・2002」in・PIT-INN

よく晴れ渡った15日の夜。今日はピットインでの私のバースデースペシャル。
実はすごく楽しみで、きのうはちょっと寝付けなかった、って話も…(^.^;。

今年の5月に横浜JAZZプロムナードで惚れ込んだ、筝の澤井一恵さんをスペシャルゲストに、
この一年、ユニットとしてやって来た加藤崇之さんとの【synapse】での演奏だ。

三人の繊細な音から始まり、徐々にヒートアップ。音量がどう変化しようと、テンションが全く落ちることなく続くシャーマニック度満点のファーストセットは1時間以上に及ぶ。二十弦、十七弦の二つの筝をステージのど真ん中に据え、加藤さんと私が左右に位置する。これはバランス的にもビジュアル的にも正解だった。セカンドセットは澤井さんのスティックでの演奏、加藤さんのアコギでのハードコアなアプローチ、ボイスはループサウンドを駆使…等、と、非常にテンションの高いステージになる。一つひとつの音の中に、宇宙がある、とでもいうか、意味がある。命がある。

アンコールはアカペラで「上を向いて歩こう」を歌う。(リクエストしたのは何と客席上の黒田京子さん)
歌い終わると、後ろの方から♪ハッピーバースデー〜…と聞こえてくる。徐々にその歌声は、客席も巻き込んだ歌声に広がってゆく…。そしてロウソクに灯がともった、心づくしの手作りのかえる君の顔のケーキ!あまりに驚いて、嬉しくて、私はただただ涙になってしまう。
生徒たちの密かな企みだったんだね…。お客さんの手に手に、生徒がプリントして折り込んでくれた歌詞カードが…。満場の歌声、そして拍手、愛に溢れたお花やプレゼント…。澤井さん、加藤さんも心から祝ってくれる。加藤さんは前から私が欲しがっていた自分で描いた絵をプレゼントしてくれた。

もう私の顔は、涙でグショグショだった…。

私ほど幸せな人間が居るだろうか。たくさんのお客様、かわいい生徒たちに祝福を受け、最高のバースデーを迎えられて…。
みんな、本当に有り難う。一緒に演奏してくれた澤井さん、加藤さん。来て下さったみなさん。ビデオ回してくれた川辺さん。生徒たち。ピットインのスタッフのみなさん。来られなかったけど、メールやカード送ってくれた人たち。そして、私を生んでくれた母…。

みんなの上にもいっぱい、いっぱい幸せが溢れますように!!!
本当に有り難うございました!