フィル・ミントン

イギリスのボイス・パフォーマー、フィル・ミントンを新宿PIT-INNに聴きに行く。雨で寒かったせいか、客足は今ひとつ。
ゲストで来ている巻上公一氏と久々に会って和む。彼と私の付き合いは結構長い。「コブラ東京部隊」デビッド・モスらとやった「5VOICES」、モンゴルのTUVA達との「白州アートキャンプ」 …等、様々な場面で共演している。

一部はダークな印象の演奏。ちょっと「羊たちの沈黙」の博士を思い出したのは私だけか。暗めのステージに赤い照明、ということもあって、オカルトっぽいデスな雰囲気。二部は巻上氏が入り俄然雰囲気が変わる。おもちゃ箱のようなふたり。声帯模写系なデュオに、やはり聴きに来ていた黒田京子氏が爆笑。フリーボイスと一言でいっても、本当に色々だなぁ。巻上氏が「僕は顔で演奏するから」といっていた。本当に見ているだけで面白い。素早い反応。インパクトばりばり。流石!引出しをいっぱい持ったフィルと巻上氏。
日本人でボイス・インプロビゼイションする人がもっと増えればいいな、って思う。