さがゆきバースデーライブ・2003

奇跡が重なって、今回のライブは実現したのだと思う。
なんたって大友良英は10月、二日間しか日本に居ないというのに、そのうちの一日が17日だったのだ!
終わればまたすぐ、ヨーロッパへ飛ばなくてはならない。
メンバーの誰もが超多忙なのだ。よくこの日に集まれたなー。

今回は即興の中に『上を向いて歩こう』などの八大メロディーを大友良英(G、バンジョー)、栗原正己(リコーダー等)、坂本弘道(チェロ等)、関島岳郎(tuba)、イトケン(Ds)、中尾勘二(管)という最高に楽しいTOYな感じのみんなが好きに演奏する、というコンセプト。
当日リハのみだったにもかかわらず、サウンドがまとまって、まるでずっとやっているバンドのよう…。
その後に来る曲に向かって即興部分も見事に表情を変えて行く。
かなり完成度が高い演奏になる。
あったかいステージで、みなとても楽しそうに演奏しているのが嬉しい。
『シークレット』に、ルナティック・ガールズが参加して『いつもの小径で』。
アンコール後に、何処からか♪ハッピバースデートゥユー〜が聞こえて来る。
だんだんその声の輪が大きくなって、最後は客席全員で歌ってくれている!
(あとで聞いたら、弟子の子達が歌詞カードを配ったらしい。)
そしてロウソクに火の灯ったケーキが!
…やっぱり泣けてしまう。ああ、いいなあ!最高に幸せ!

打上げのビールは最高の味。物知り博士の坂本さんを中心に、メンバー大いに盛り上がる!

「このメンバー+渋谷さん」で八大さんのCDっていうのも本当にアリだな。なんて今、密かに企んでいる。