テイアラ江東、無事終了

終わりました。ああ…無事に終わりました…。オーケストラの夕べ。

19年間やり続ける…、って思えば本当に大変な事です。
私がアマチュアの頃から可愛がってくれた花岡詠二さんの、一年に一度の「メモリーズ・オブ・ベニーグッドマン・コンサート」、今年で早19年目です。
世の中にスイング系の素晴らしい歌手はいくらでも居るでしょうに、なぜか初回から19年間、今こんなに花岡さんと違う音楽をしている私を頼んでくれている。まだ何も知らない若い頃メンバーとして可愛がってくれ、色々な良い曲を教えてくれたり、テープを作ってくれたり、譜面をくれたり、と、どれ程世話になった事か。花岡さんには足を向けて眠れない、というのが私の正直な気持ちです。
今はこのオーケストラ以外は殆ど一緒のステージを踏む事ははないのに…。と、フシギであり、有難く思っています。

きょうは実は体調絶不調だったのです。過労と睡眠不足で声が出なくて、きのうから飲める薬は規定量を遥かに超える程飲みまくり、蒸気吸入、濡れマスク、等いいと思われる事を全部して、それでも今朝起きたら声がちゃんと出なかった時の暗澹たる気持ちといったら…。
歌えない歌手なんて、歌を忘れたカナリヤみたいに裏山に捨てちゃう…。
でも本番は、一体何が良かったのか、奇跡のように声が出て事なきを得た、という状態が、実は今日の実態でした。

「どんな事があっても、いつも最後はちゃんとうまくいくんだから」
いつもこう言って元気付けてくれた母と、ゼッタイ大丈夫!と応援してくれた友人のオーラが、きっと奇跡を起こしてくれていたんだと思います。