隠岐の島

夏から秋に、往生際の悪い季節が行き来する。
ところが、「隠岐の島」は、すっかり秋一色だった。
島根からフェリーで2時間。こんなほっとする場所あったんだ。
穏やかな海。お魚の美味しいこと!地酒の美味しいこと!

同行した仲間はマラソンのプロや看護のプロ、そして礼儀作法のプロ、という
その道のオーソリティたちばかり。
違う道を究めている同士の話は、そこに意外な共通項を見出せて面白い。
そして、この仲間は全く気取りや建前が無く、子供同士みたいになれる相手。

新たな出会いもいくつか。
黒耀石や島の歴史に凄く詳しい青年。走ることが大好きな食品を扱う青年。
旅館を経営している青年。
たまたま道を聞いた人は、何とマラソンをしているという女性。
面白いなぁ。偶然なんて思えないよ。

帰り、フェリーに乗り込んだ私たちを、姿が見えなくなるまで大きく手を振って見送ってくれた友。
隠岐の島、また絶対来る事になりそうだ。