あまざけ

いつも通る酒屋さんの店先に気になるものが並んでいる。
良く振ってからこのままお飲み下さい、と書かれた
白く魅惑的な、三合瓶に入った無加糖甘酒。
自然に作られた甘酒はとても体にいいって何かで読んだ。
小学校の頃、大晦日に鎌倉の佐助にある銭洗弁天で振舞われた、
寒い夜中に頂くあの甘い芳しい飲み物は格別のご馳走だった。
その鮮明な記憶が、余計甘酒に対する憧れを強くさせるのね。

にしても一本840円かぁ、高いナァ。
5分くらい、瓶を持ったり置いたりしながら悩んでたら、
店のオバちゃんが「何悩んでんの?」と出て来ちゃった。
で、買ってしまった。結果ヨカッタ。美味しかった…。
体に溶け込んでいくようなやさしい薄甘さ。
白い液体の中に、プチプチとお米が原形を留めてる。

大切に作られた正直なものは体が分かる。
「新潟産米100%」なんだ。確かに違う。
一度冷蔵庫に入れても、気付くとまた出して飲んじゃってる。
うーん、新潟、恐るべし!

明日は渋谷さん、潮先さんと新潟JAZZフェスティバル。
他にも沢山美味しいものがあるんだろうナァ…。
想像するだけで…一気に飛んで行けそうだ。