パリ通信

沖至さんとの久々のライブだった。
レディジェーンの大木さんがライブのタイトルを「パリ通信」としたのは、勿論沖さんがパリにもう25年以上も暮らしてるからなのだけれど、去年パリ公演に行った時沖さんと随分飲み明かし(飲んだだけじゃ勿論無いけどね)私達が音楽的以外に、飲み的にも近い事が判明したためかと思われる(んなわけないか)。

演奏は「沖至」そのもの。ってへんな言い方だけど、ああ、沖さんだ、と何だかほっと嬉しくなるような、大切なふるさとに帰って来たような、そんな感じ。だからといって、懐古的なんていうものとは全く違って、いつ会っても何処かうんと先の、まだ誰も見たことのないどっかをじっと見ている沖さん。
その誰も見たことのない風景が「音」というカタチで一緒にやっている私たちや聴いている人に伝わっていくような、そんな気がする。
一緒に風になってあちこちの景色の上を吹き渡って来ました。気持ち良かった!