叶うもの

おはよ、と店のドアを開けるともうすでに半分位のお客様。
マイクチェックしたり用意をしてそろそろかな、と思う頃にはもう満席。
演奏始まってから入ってらした方、立ち見でごめんなさい。
たくさんのお客様、いいなぁ。嬉しいなぁ、素直に嬉しいなぁ。
やっぱり張り合いが違いますよ。空気がキリッと引き締まる。

小畑さんとは二度目なんだけれど全然そんな気がしない。
とっても気持ちが楽なのね。それってとても大切な事。
ヘンな緊張は時に集中力を逆に弱める。フワッと自然体で居られる時、一番大切なことがちゃんと見える。
ギターだけじゃなく、相手の気持ちを柔らかくする魔法も小畑和彦さんは心得ている。
今日は全曲ポルトガル語で行くぞと決めた自分の足枷も、気付いたら楽しみに変わっていた。
ABCから始めて一年ちょっと。夢とは叶うもの。