製本

紙を切って束ねて縫い合わせ、布や紙や糸、時には皮を使い、一冊の本に仕立ててゆく。
深遠なる製本の世界の入り口で、出来立ての自作本を手に、魅力に引き込まれていくのを感じた。

製本にずっと携わって来た八巻美恵さん、四釜裕子さんの作品は美しい。
自然の素材が凛とした命を持つようになるには、相手を良く知り尽くした上で基本を守り、
しかし偶然をも受け入れ楽しんでしまう遊び心が大切なのかも知れない。

出来上がった色とりどりの本たち。まあなんて愛らしいこと!