スリランカ〜トルコ〜スペイン 其の➄ (➀は下のほうにあります)


最後の宿はアヌラダプラという小さな美しい町。可愛いコテージがポツンポツンと敷地内に建つAmaya Lake Hotelというホテルに二日間滞在。

インド音楽は即興部分が多いので言葉が分からなくても即興ですぐに通じ合える。
彼らとのセッションは自由で楽しかった。


今、日本では滅多に居ない三つ編みの子供。この町の子達は殆ど三つ編みでした。
ほら、こっち向いて笑ってるでしょ、可愛いなぁ。

この町を出てコロンボに戻り空港に向かうのだけれど、来た時と印象が全く違う。
都会過ぎるのだ。人が擦れている感じがする。東京と同じように。
ゴールやバンダラウェラ、ダンブッラ、アヌラダブラといった都心から離れた小さな町では、本当に驚くくらい、人は目が合うと必ず、ほぼ100%にこっと思いっきりいい笑顔を返してくれるのだ。それが子供でも、大人でも、おじいちゃんでも、おばあちゃんでも、店員さんでも、学生でも、道行く主婦でも、牛飼いでも、お年頃の女性でも。
必ず微笑んで、手を振ってくれるのだ。嬉しそうに。
多分、二度と会う事はない外国人である私たちに対して。
これって何なんだろう。コロンボではそういう笑顔に会えなかった。
都会人って、そして日本人って、何なんだろう。
人って本来、こういうものなんじゃないだろうか。
目って何なんだろう。なぜ今、人は人と目が合っても逸らすようになってしまったのだろう。
勿論、恐らく自分も含めて。
誰もがにこっと微笑み、そして手を振ってくれたことが、今回スリランカで一番心に残った事だった気がする。
人なつっこいたくさんの笑顔が、眼の奥に、心の奥に、焼きついている。
ありがとう。、スリランカ。またいつか会いましょう!