音楽に救われる

NYが益々状態悪化していく緊迫した空気の中で、何だかライブをする、という事が罪のような気がするが、そうも言っていられない。
暗澹と落ち込んだ気持ちのまま、西荻「音や金時」へ。

ウッドベース2本のゲストに歌で入る、という変った編成。
音楽は救われるなぁ…。音が始まれば、もう全身音楽しかなくなる。100%アタマの中を占めてた事が、その時はふっ飛ぶ。
オリジナルやフリーをやったが、なかなかいいもんだな。
二つのベースが、まるっきり違った音色、アプローチの仕方だから、思わぬ効果を呼ぶのだ。
「沖至さん」と「白石かずこさん」が聴きにいらっしゃる。初めてお会いした。

9日の京都の「村上由美子追悼コンサート」も素晴らしかった。
音楽はスゴイ!オーケストラの音がワーッと出た瞬間、それまでの辛さ、悲しさが昇華されて行くのだから。シアワセ感が、体中を満たしてくれるのだから。

由美ちゃん、喜んでくれてる気がとてもした。
あの日、彼女は確かに来ていたよ。
音楽の中に、確かに生きていたよ!

9人のオーケストラのメンバーと、私と。
終演後、皆で盛り上がり、この10人で、これから「ユミコニアン・オーケストラ」を新たに始めよう!という事になった!
追悼、という事じゃなく、ちゃんとバンドとして前進していく、という意志で。
音楽は永遠に死なないんだ…。