妖しい魅力

昨晩のライブの録音をゆっくり聴いてみる。
うん、いい!(メンバーがいいからね!)、音も綺麗に入っている。ほっとする。

今回、特集をやってエリントンの音楽の深さがしみじみ分かる。
あんな時代に、こんなアバンギャルドな不思議な音世界を創り出したエリントンはどんなに風変わりな、奇天烈な人だったのだろう。

Black and Tan Fantasy.  The single pedal of rose.  African flower…。
峰厚介さんのサックスとボイスの絡み合う旋律は、エリントンのインスト曲の摩訶不思議な世界を、新たな縦糸と横糸の微妙な色で織り成す。

Solitude.  All too soon.  A flower is love some thing…。
バラード曲は渋谷毅さんのピアノによってその輝き、切なさ、美しさを増す。

デューク・エリントンの妖しい魅力に取り付かれた多くのミュージシャン。
私もついにその一人になってしまったようだ。