幸せな8月でした。

24日のミノトール、28日のドルフィー、どっちもすごく面白かった。
スタンダードの曲を自分流にアレンジしたのも楽しかった。(ANGEL EYESの5拍子バージョンもよかったでしょ!)
しかし、田村、津村、両氏はほんとにすごい。面白すぎる。頭の中どーなってるの?
嬉しかったのは、古いスタイルのJAZZを歌う私の姿しか知らないUさんがとても喜んでくれた事。
耳も心も広い人なんだなぁ、と感激。普通どっちかの場合が多いんだ。
普通のが好きな人は過激なのやると帰っちゃうって事もあったなぁ。
みんな喜んでくれた。お客さんの喜んでくれる顔がいっぱいあって幸せだった。

ドルフィーでやった「SYNAPSE」は、私が今とっても大切にしているユニット。
加藤崇之は素晴らしいギタリスト。テレパシーですごく分かり合える。
客観的に見ても、いいユニットだとしみじみ思う。
完全即興で成り立つ40分一本勝負は、相性や技術や、色んな要素が噛み合って始めて成り立つもの。
加藤崇之はそういう意味で大切な相棒だ。

40分の中に散りばめられている、美、愛、喜、癒、快、許、弧、寂、和、幸、壊、怒、祈、静、動、安、暗、明、無、…。
この世やあの世のいろいろ。やってくるもの。去ってゆくもの…。

そして最後に「無理なく自然に終われる」って、実は結構大変な事なんだ。
困ったり、冷めたり、蛇足だな、って感じたり、そんなことが起こらず自然に何かに導かれるようにスッと終われるのがいい。
幸せなライブって、終わってから何かに向かって「ありがとう!」って言いたくなるんだ!