TAIWAN 3

夜市は何と夜中の1時頃までやっている。いいなぁ。羨ましいなぁ。
狭い商店街の真中に、小物や服や食べ物の物売りが列をなしている。
突然、彼らの出店がもの凄い勢いで蜘蛛の子を散らすように何処かに消えた。
滑車の付いた「店」は違法ならしく、何処かで手入れがあるとパーッと知らせが入り、すぐ移動できるようにいつも用意しているのだ。
手入れがガセだったり、行ってしまったりすると、あっという間にまた道の真中いっぱいに店を広げる。
いったいこんな数の出店が、何処へ消えるのだろう?!
謎だ…。
しかし彼らはちっとも動じないし、明るい。楽しそうにその作業を日に幾度となく繰り返すのだ!
いやになっちゃうこともあるだろうに。大変だなぁ!凄いエネルギーだなぁ。
 ―つづく―