ベトナム旅日記2

実はSAPAに着く直前、猛烈な吐き気と腹痛になってしまった。まさか鳥ウイルス?!でも熱無いし…。
列車から両腕を抱えられ、そこからまた車でガタガタ道を1時間。
ホテルに着いても体に全然力が入らない。お腹が痛くて、眠りたいだけ…。トホホ。
まあ、たまに旅先でかかる急性腸炎だったのだが…。

昼からは皆はトレッキングに…。私は部屋で死んでます。
何でこんなとこまで来て寝てなきゃいけないの〜(泣)。
ああ、楽しかった、と3時間後帰った二人は夜の食事に。
私は全く食欲なし。ずっとこんな事してても治らないので、ルームサービスであったかいミルクとほんの少しのパンのみ摂る。
うう〜、淋しいよ〜。ほんっとにオナカ弱くって最悪。

あくる日はちょっと復活。昨日の小雨も晴れていい天気!
でも、思ったよりずっと寒い。標高がかなり高いのだ。
ガタガタするほど寒い(零下3度くらい?)し病み上がりなので、着られるだけ着てまだ寒くて、ホテルのガウンとビニールレインコートをその上から着て、何とも不様な姿でフラフラ外に。

少数民族のモン族の子供達が揃いの服を着て学校から帰ってくる。
可愛いなー。みんなきちんと大きなアクセサリー着けてお洒落。
紺の着物に赤やピンクの飾りビーズの着いた細かく刺繍を施した衣装はお婆さんも叔母ちゃんも子供も皆同じ。

子供が近づいて来た、あ、何か出した。ブレスレッドだ。
「カッテ」と言っている。「カッテ…」また違う子だ。「買って」「買って!」
布地や、笛や、アクセサリーを、背中に担いだ籠から次々出して来ては「Buy one from me!」という子供やおばちゃんにあっという間に囲まれちゃった。

え〜、こんな山の中の少数民族なのに、観光化しちゃってるの〜?
ちっちゃい子までがものを買ってもらおうとする。
思わず逃げて何処かの店に入ると、ダーっと皆で追ってきてニコニコ屈託の無い笑顔をガラスにくっつける。
えー、何だかちょっとショック。ここの子達は、でもこうやって現金収入を得ているのか…。とても複雑な気持ち…。切ないなぁ…。