明けましておめでとうございます

2005年が始まりました。みなさま、明けましておめでとうございます。
子供の頃から比べると、年々お正月っていう実感が薄れて来ているけれど、でも
キーンと冷たい空気の中、どこもシャッターの降りた商店街を一人歩くのは嫌いじゃない。
何となく、ちょっと引き締まった気分になるのだ。

私は子供時代を鎌倉で過ごしたのだが、どの家も門松が立ち、獅子舞が玄関先に来たりもした。
下着まで新品に着替え、家族が揃っておめでとうございます、と少し照れながら改まって挨拶し、
お屠蘇と母の手製のお節、お雑煮を戴く。
二日になれば親戚も集まり、いつもは四人の家の中が急に華やぐのだ。
うちは何故かお年玉がお金じゃなかった。お人形とか、何かしらプレゼントなのだ。
お金で貰えるようになったのって、中学生になってからだった気がする。

父の膝の中にポッコリ座ってお酒のおつまみのお相伴に預かっていたので「この子は飲み助になるぞ」と
顔をほころばす父だった。(その通りになっちゃった)

いつもは忘れている、子供の頃の風景・・・お正月にはそんなものを想い出させる不思議な何かがある。