谷川俊太郎ツアー最終日

滑り台のような不思議な形をした、空中で行き止まる廊下。展望台から見える大きな丸い天窓の付いた建物。ここは今日の会場「西田畿太郎記念哲学館」、今回のツアー最終日だ。客席から囲むように、お椀型のホールの底にステージが。音の反響も不思議なリバーブ感。うーん、さすが哲学館。

今日は「家族の肖像」の音楽部分をもう少し膨らませてみようという事に。
そしてアンコールの「かぼちゃ」の、いつも賢ちゃんが言っているセリフを、俊太郎さんが言う事に。わーそうなんだー、と喜ぶ私に、「だって僕が作ったんだもん。」と俊太郎さん。
作曲家、本人の演奏とともに歌う喜びは知っていたけど、作詩家(詩人)とともに歌う喜びは初めて。(あ、昔、永六輔さんとは歌った事はある、かな。)
ゆき「小ぬか雨が〜」、俊太郎さん「気持ちよい〜。」という風に、掛け合いで曲が進んでいく。楽しい。きのうとほぼ同じ300位の客席も満席。今日もとてもいいコンサートになったと思う。

賢ちゃんと吉野さんは明日仙台でのコンサートがあるので、サイン会もそこそこに行かなくてはならない。本を買って並んでいるお客さん全員のサインを終えるには1時間以上もかかる。CD売り上げなんてそこそこだから、出来る事なら代わって上げたいくらい。

やれやれ、終わって、打ち上げはお寿司屋さんで乾杯。新鮮な地のお魚がずらり。美味しい!幸せ〜。イカが透き通ってる〜♪

明日の昼、主催者のちあきさんが観光に連れ行ってくれるというので、能登まで車で移動。昼のコンサートだったので、それでもまだ9寺!普段ならもうワンステージあるところだ。
アジアンテイストな素敵なホテルに到着。
時間もまだ早いし、軽く飲もうかとホテルに教えて貰って行ったバーが、何とも怪しい。お酒も何も種類がなく、カクテルを頼むと、ああ、カウンターの下の棚にあるから自分で取って、なんて言う。たった二人のお客の地元のおにいさんにはカラマレちゃうし。早々に退散。ううん、能登、オソルべし。

さあ、明日が楽しみ!お休みなさい。