春一番

春一番が吹いた。
朝起きたら、ベランダの鉢たちがみんななぎ倒されていた。
ホントにすごい風だったナァ。夜中風の音を聞きながら子供の頃を思っていました。
鎌倉の古い実家は今みたいなアルミサッシじゃなく、木の枠のガラス窓。
台風が来ると母は急いで家中の雨戸をガラガラと閉めていたっけ。
その雨戸だって古い木だから重くてなかなか動かない。
しかもささくれた戸の端っこを持つととげが刺さっちゃったりして(笑)。
戸袋にはヤモリなんかも居たりして。
今の住まいは雨戸もヤモリも居ません。
階下のオジサンがベランダから落ちた洗濯物を届けてくれるだけ。