久留米音楽の祭典

坂本スミ子さんが歌う「夢で逢いましょう」から始まった、中村八大さんコンサート、
モノゴコロ付いたばかりの幼い日、TVで見て遠く憧れたスターと、同じステージを踏むなんて、
予想だにしなかった事でした。
目の前の現実は、まさに子供の頃の夢の続きです。
次は地元、久留米のMAMIさんのパンチのある歌。
私は渋谷さんとデュオで、「黄昏のビギン」「上を向いて歩こう」「雨の遊園地」
「一人ぼっちのふたり」…を歌いました。
ステージはひとつの大きな宇宙になっていました…。
鎌倉の実家の、縁側の見えるこたつのある茶の間に、父が、母が、赤ん坊の妹が微笑んでいるようでした。
デューク・エイセスさんの「幼なじみ」「筑波山麓男性合唱団」「DRY・BORN」…と続きます。
八大さん曲メドレー。舞台のそでで感動で一杯になっている、オトナになった私がいました。
ホール一杯のお客様も、きっと同じ気持ちだったと思います。
そして永六輔さんが、何度もステージ上で「SEE YOU IN A DREAM」を、
言葉を大切に歌ったとてもいいCD、僕が今気に入っているCDです、
と褒めて下さった事、本当に嬉しかった…!

最後に全員で(渋谷さんも)もう一度歌った「夢で逢いましょう」。
きっと私、一生忘れない。
八大さん、天国から守ってくれているんだなぁ、ってしみじみ想ったのでした。