「ぼくは12歳」無事終了

高橋悠治さんという人は、とてつもない魅力のカタマリです。
ただそこにフッと居るだけで、空気が全く違ってしまう。
物凄いオーラが眩しすぎて、目眩がするほどです。

「ぼくは12歳」を、遂に作曲者ご本人と共演してしまいました。
お友達に言われて気付いたのだけれど、大泉学園インエフの12歳のお誕生記念
特別ライブに、思えばとてもふさわしい曲だったのでした。
11曲の組曲は、聴いているとちっとも難しさを感じさせない、心にスッと入ってくる
作品なのですが、歌うのは本当に難しかったです。
自分としては完璧な出来ではなく悠治さんに申し訳なかったけれど、またやりましょうと
悠治さんが言って下さった。とても嬉しかったです。

今回、組曲11曲中、7番の「ねむれない夜」だけ梅津和時さんとデュオで、あとは全部
悠治さんとデュオで歌いました。
組曲の他に、矢野顕子さんに書いたという「ゆめのよる」と「はこ」も。
今度この三人でやるなら楽譜を書き直さなきゃね、って悠治さんがおっしゃった。
こんな嬉しいことはないです。

曲を戴いてから緊張の毎日でした。風邪を引いてはいけないし、声を大切に
しなくてはいけないから、体調管理も珍しくきちんとしました。
いつも楽譜を持ち歩き、眠っているとき意外は常に曲たちと関わっていました。
もう今は、どの曲も大切な宝物です。

二部は三人で完全即興。発想がとても新鮮で、素晴らしかったです。
リラックスして歌う事が出来ました。
打ち上げのビール(と泡盛)の、何と美味しかったことか!!

そしてもうひとつ、すごいおまけが!
悠治さんは、私の通っていた「湘南学園」の先輩だったのです!
住んでらしたのは同じ鎌倉で、雪ノ下、という私が小学生の時、日曜ごとに
通っていた教会の近く。
同じ「江ノ電」組ではないですか! 何と言うご縁でしょう!
梅津さんは誕生日と血液型が同じだし(10/17生、AB型)。
何てうれしいんでしょう!

こんな機会を与えてくれたインエフの佐藤さんに、感謝でいっぱいです。
そして、来て下さった皆様、立ち見で最後まで聴いて下さった方にも、感謝でいっぱいです。
どうも有り難うございました。