「衾駅」

先日、三軒茶屋操体の先生に行った帰りに、ふらっと自由が丘に寄った。
うちから東急線で10分足らずと近いのだが、よほどの事がないとなぜか行かない。
なぜってお洒落すぎるのだ。セレブっぽい店が多くて、あまり買うものがない。
たまに買いに行くのはまぁ、カエル専門店くらいかな(笑)。
第一、名前が良くない。「自由が丘」なんて…やだぁ。
その昔は「衾(ふすま)駅」と言ったらしい。そっちのほうがよほどいいじゃないねぇ。
でもあまり人が来なそうだけど。タヌキも出そうだけど。

うちは旗の台という地名なのだが、こちらも昔は「旗が岡」と言われていたそう。
地形的にちょっと小高くなっており、風が吹き渡り旗がよくなびいたらしい。

地名がそのまま残る、駅の近くの「旗が岡八幡神社」は風情のある大好きな神社だ。
終電で帰って来た時なんか、ちょっと遠回りしてご挨拶したりもする。
土地の神様だからね。いつも守っていて下さるからね。
九月の秋祭りには、お神楽やウナギ釣りやカルメ焼きなんかも出てそれはそれは活気がある。
ここ数年このお祭りを見て来ているが、天気はいつも決って晴れ。神様、さすがですね。

鎌倉の実家の近くも子供の頃随分地名が変わった。いきなり雰囲気変わっちゃうのよね。
しかし、ユーカリが丘とか、天王洲アイル、みたいなカタカナな地名の場所にはあまり住みたくないなぁ…。
あ、住んでる人、ごめんなさい。
「旗が岡」いいところですよ。靴下50円なんて店もあるし(笑)、八百屋のおじちゃんよくオマケしてくれるし。
やっぱり暮らしていくのはオシャレ過ぎない、ちょっとレトロな庶民的なところがいいな。