いい湯だな(ケージ風呂)

「楽器搬入」からして、もうすでに楽しい。
まず、ステージの中央に鎮座ましますのは「風呂桶」、そして圧力鍋、ミキサー、
カンパリ酒、ラジオ、アヒルのおもちゃ、花瓶に入った真っ赤な薔薇の花、
それに金ボウル、お店屋さんみたいな量のビー玉、自転車のベル、風船、セロファン紙、
砂時計やストップウォッチ…etc、これ?そう、全部「楽器」なんです。

13日の門仲ホールでの、満員御礼で無事終了したジョン・ケージ企画。
普段自分がやっている音楽とのあまりの落差が楽しかった。
開演前の受付での、お客様が記帳されるペンの音を増幅して会場に流すことが、
まず「一曲目」だった事を気付かなかった方も多いのではないかしら。
各々の解釈による楽譜と時計を見ながら進行して行きます。
足立智美はじめ、今井和雄、松平敬、それぞれのケージ、強力にユニークでした。
終了後、搬出の際思わず入ってしまったケージ風呂。すかさず松平氏がパチリ。
それがBBSの画像です(笑)。
大がかりなステージ、出演者はじめスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。