うずらぎぬ

おとといのPIT-INNでの「うずらぎぬwithストリングス」は完全アコースティック。
ステージをいつもの場所でなく客席の真ん中に組み、お互いを聴きあう形で丸く向かい合う。
その周りにぐるりと囲むように客席を設置。
ほの灯りの中での生音のライブは、それはそれは素晴らしいものだった。
アルバム製作に関わってくれたカメラマンの上野さん、音を録ってくれた三住さん、
デザインをやってくれた丸小野さん…みんなの顔があることがうれしい。
リハから気持ちいい。水谷さんのウッドベース、梶谷裕子さんのヴィオラ橋本歩さんの
チェロ、平山織江さんのチェロ、太田朱美さんのフルート、そして私のギターと歌。
なんて贅沢な時間…。どんな繊細な音も決して聞き落とさない、張り詰めた空気の中での
溶けるような快感。何度も泣きそうになった。ライブ中客席からのすすり泣きも聞こえた。
これは最初、311の直後のライブで水谷さんと電気を使わないでやってみようか、という
話になり、やってみたら何とも気持ちよくて、新たな発見を頂いた気がしたのだった。
以後、このユニットは生音。PIT-INNの他にも、公演通りクラシックスや、祖師ヶ谷大蔵
カフェ・ムリウイでも音響の点で生が加能だ。
あ、次回は3月8日に【うずらぎぬ】でムリウイだ。
空中に浮かんだような不思議な空間…ここもすごく好き。ふらっと来てみてね。